綸言汗の如し
君主が発した言葉は、汗と同じように引っ込める事はできない事の例え。
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セイ:あれ、局長が悩んでますね
総司:ですねぇ。まぁ、大方土方さんが難問を突きつけてるんでしょうよ
セイ:鬼に迫られれば、悩みますよね
総司:土方さん、怖いですもんね
セイ:あの美形で凄むんですからね……
総司:汗の一つや二つ、かきますよね
セイ:副長もほどほどにすれば良いのに……
土方:近藤さん、いいか?
近藤:ま、まだだ! まだ、言うわけには行かない
土方:それはそうだが……(一体、何時間吟味すりゃ気が済むんだ……)
近藤:トシ、そんな顔をしないでくれ。俺は局長だ。前言撤回なぞできんのだ。だから慎重に……
土方:……ああ、わかってるさ。(傍から見ると俺が近藤さんを追い詰めてる様に見えるんだろうぜ)
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